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小学校でなぜ英語?
小学校の総合的な学習の時間で英語活動が始められるようになって2年目を迎えました。そんな中、現場では確かに様々な課題が浮き彫りになっています。目標・教材・教師・評価などクリアにしなければならない問題が山積しています。今回ご紹介する書籍は、当初から、小学校への英語活動導入に反対していた英語教育界のプロ中のプロからの提言です。
書名 小学校でなぜ英語?
著者名 大津由紀雄・鳥飼玖美子
発行所 岩波書店
価格 \ 480
[概要]  
本書は、4章から構成されています。第1章では、「議論」として総合的な学習の時間の中での英語活動は、「英会話という教科」でない点、目的と目標が定まらない現状分析、教える内容は各学校の自由裁量にまかされている点を指摘しています。
第2章では、「早く始めるほど良い」というのは幻想であるという根拠と導入そのものによる弊害を、具体例をあげて説明しています。
第3章では、真のコミュニケーション能力のためには何が必要か、ということで最近のコミュニカティブな英語指導の問題点を指摘し、文法指導の重要性を説いています。小学校で英語を行う場合には、小学校では異文化コミュニケーションの基礎を、中学校・高校では、読み・書き・聞き・話すの4技能を総合とした基盤を作ることが大切だと著者は述べています。
第4章では、学校英語教育は何をめざすべきなのか、二つの目的に焦点を当て、具体例をあげ説いています。
タイトルだけを見ると、「小学校における英語活動」のみに言及しているようですが、実は日本における英語教育そのものへの問いかけ、提言になっています。参考にしてみてください。
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