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「英語指導法」関連教育事情
 


【英語指導法】語彙の授業を真剣に考える<2>

語彙指導法
皆さんも語彙を覚える、あるいは指導する際にさまざまな方法を試されていると思うが、辞書や単語張を丸暗記するような指導が「労多くして益少なし」であることはよくご存知だろう。定着率が低く、しかも運用力に欠ける。「単語」は単独に孤立した語ではなく、一定の秩序にしたがって有機的に結びついている。したがってそのつながり方に基づいて学習することが効果的だ。ここで取り上げる語彙指導法は決して目新しいものではないが、自分が語彙習得の際活用したもの、あるいは指導において効果的だったものを取り上げてみる。
 
1.カテゴリー別指導法
野菜の名前なら野菜、スポーツの名前ならスポーツというように、同じカテゴリーの語彙をまとめて提示する方法である。この指導法の良い点は、単語一つで覚えるよりも他の単語との関連において覚えるので定着率が高い。また、この指導法はアクティビティーとして活用しやすい。
例:fruits: apple, orange, strawberry, banana…
2.派生語指導法
単語を指導する際に、名詞⇒動詞⇒形容詞というように派生語を一緒に教える方法である。
例:memory(記憶)⇒memorize(記憶する)⇒memorial(記憶の)
派生語を一緒に学習することによって、たとえ文中に知らない単語(例えば“memorize”)があった場合でも、意味を類推することが可能になってくる。また、文の構造で重要な品詞の概念を習得することができる。
3.同意語・反対語指導法
似た意味の単語と反対の意味の単語を一緒に指導する方法である。語彙を増やす上で有効な方法である。
例:stop=quit、artery(動脈)⇔vein(静脈)
さて、反対語を指導する際には、以下のような短文を作るといい。
Both artery and vein are important.  (動脈も静脈も重要である)
4.接頭辞・接尾辞指導法
知らない単語でも接頭辞の知識があれば、ある程度その意味を推測できる。また、接尾辞の知識があれば、ある程度品詞の区別をすることが可能になる。
例:接頭語(mis- [悪い・不良・誤るの意味] misconduct「違法行為」 / misfortune「不幸」)
   接尾語(-or [人の意味]  professor「教授」/ instructor「講師」)
1.〜4.の語彙の指導をする上で、共通するのは、文脈の中での指導が大前提である。基本は学習者に必ず該当単語を使って短文を作らせることである。短文は簡単な文型(SVやSVOなど)を使ったもので十分である。与えられた例文をただ暗記するのではなく、学習者自身が例文を作ることによって定着率は飛躍的にアップするのである。また、文章中の単語は、短文ではなく文章を何度も「発話」することによって定着していく。大きな声で何度も文を読むことによって、文脈の中での単語の使い方を習得することができるようになる。単語指導は「単語テスト」という従来の発想を少し変え、新しい試みをされてはいかがだろうか。

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