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【英語あれこれ】
日本人の名前をひっくり返すテキスト
日本人の姓名を英語式に名、姓の語順にするか、日本式にするか、という論争は以前からありました。皆さんの中にもどうして日本人の名前が英語式に表記されるのか、という点に疑問を持たれる方も多いでしょう。そんな中で英語教科書の今後の動向としては、日本式の姓、名の語順を採用するものが多数を占めることになりそうです。このテーマはディベートのテーマとしてもおもしろいと思いますので、是非皆さんも一緒にお考えください。今月はこの「姓名の表記の仕方」について見てみることにしましょう。
歴史を振り返ると、1875年の日本とロシアとの間で締結されたSt.Petersburg 条約において、日本の特命大使―榎本武揚は姓名の語順で調印しました。ところが、St.Petersburg 条約から8年後の日本とメキシコとの通商条約において、日本の特命大使―睦 宗光は「宗光 睦」と姓名を反対にして調印しました。
専門家の見解によると、日本人が英語で名、姓の語順で姓名を書くようになったのは、「鹿鳴館」が東京の日比谷に建てられた1883年とされています。つまり、西洋文明と出会い、それを受け入れたときから姓名が英語式になったということが言えます。
2002年度からの中学校の英語教科書において、約90%の教科書が日本人の姓名を英語式の名、姓の語順から、日本式の姓名の語順に換えるようです。文部省の諮問機関である国語協議会は日本式の語順を奨励しています。
教科書会社7社のうち4社が文部省に改定版の認定申請を出しています。7社のうち1社はすでに日本式の姓名の語順を採用しています。もし90%が採用することになると、これは1世紀以上に渡る姓名の語順に大きな変化がおこることになります。
現在のところ、西洋の出版界において、一般に日本人の個人名を英語で表記する場合には、姓名の語順になっています。一方、ヨーロッパやアメリアの新聞で中国人や韓国人の姓名は姓、名の語順で書かれています。1世紀以上もの間、日本ではさまざまな英語の出版物において、日本人の個人名は西洋式の語順で書かれてきました。英語の教科書も例外ではありません。
現在のところ、日本式で姓名を表記しているのは、三省堂出版の"New Crown"シリーズのみです。他の出版社が改訂に踏み切れないのは、教育の現場に混乱をもたらす恐れを懸念しているからです。皆さんは英語式と日本式、どちらを選びますか。
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